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小説『飛狐外伝』

飛狐外伝〈1〉風雨追跡行 (徳間文庫)

金 庸 / 徳間書店

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飛狐外伝 2 (2) (徳間文庫 き 12-37 金庸武侠小説集)

金 庸 / 徳間書店

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飛狐外伝〈3〉風に散る花 (徳間文庫)

金 庸 / 徳間書店

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『雪山飛狐』の主人公胡斐の幼年時代を描いた外伝作品。が、しかし実際のところ『雪山飛狐』と矛盾する部分が多く、直接繋がりはない作品とも言える。

全体を通して、要所要所でのなんとなく心にしこりが残るモヤモヤ感が特徴。腕は立つが若い主人公がそうしたなんとも割り切れない場面に遭遇して困惑する所に、精神的、経験的な未熟さみたいなものが上手く表現されていて面白い。

『雪山飛狐』と殆ど整合性が無い割に、ラストに向けて人間関係だけは整合性を持たせるために一気に精算されるので、終わり方は少し残念な印象。
# by idea51 | 2010-04-07 20:32 | 作品・感想
小説『雪山飛狐』

雪山飛狐 (徳間文庫)

金 庸 / 徳間書店

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金庸作品としては珍しいミステリー仕立てのストーリー。序盤は謎、謎、謎と不可解な出来事が連続しておこる。やがて、最終的に孤立無援の密室に登場人物たちが集まったことで、過去や現在におこった絡み合う複雑な謎、因縁の真相が徐々に解き明かされて行くという構成。普通に面白いが、いつものチャンバラ武侠活劇を求めて購入した人にとってはいまいち物足りない内容になっているかもしれない。また、ラストも含めていつもの金庸作品的な爽快さが無いのも個人的にはイマイチな所。
# by idea51 | 2010-04-06 23:54 | 作品・感想
小説『孫子 上巻』

新装版 孫子(上) (講談社文庫)

海音寺 潮五郎 / 講談社

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孫子の兵法を作ったとされる孫武の物語…と思いきや、タイトルから想像できる内容とは違って孫武の活躍を描いているのは全体の半分程。後は、孫武の生きた時代を全般的に描いている感じ。どちらかというと、復讐に燃える伍子胥の方が話の中心に思える。孫武はむしろ困ったときに神算鬼謀で楽々敵を粉砕してくれるお助け仙人だとか魔法使い的なポジション。

孫武が兵法極めるまでの過程とか、手に汗握る決死の戦いを見たいとか思う人にとってはハズレもいいところなのでそれだけ注意。恐ろしいくらいに万能な割には本人に野心が無いのと、周りがいまいち孫武の話を聞かないせいで妙に空気な印象が否めない。
# by idea51 | 2010-04-06 23:37 | 作品・感想
コミック『アンブレラ・アカデミー ~組曲「黙示録」~』

アンブレラ・アカデミー ~組曲「黙示録」~

ジェラルド・ウェイ(作) / 小学館集英社プロダクション

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とある金持ちの博士が、世界同時多発処女懐妊という異常な出生をした赤ちゃんたちを回収して養子に。で、生まれつき特殊能力を持ったその子供たちを使って世界を滅亡から守るヒーローチームを作った。それがアンブレラ・アカデミー。で、ストーリーは養父である博士が死んで葬式に子供たちが集まった所から始まる。

設定やら、伏線やらを詰め込みまくったシリーズ物の第一巻という感じ。これ1冊のみで評価するならば、正直消化不良ってレベルじゃないし、メインのストーリーはつまらない。構成は設定と伏線が8割、ストーリーが2割という所。キャラクターも世界観も基本的に説明不足。

続きがでるかどうかも分からない壮大で消化不良な第一巻という点においては、値段が高すぎるのでオススメはしない。評価できる点を上げるなら、画が若干マイク・ミニョーラ風で個人的に好きというくらいか。
# by idea51 | 2010-03-30 19:12 | 作品・感想
アニメ『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』

とある魔術の禁書目録 第1巻(初回限定版) [Blu-ray]

ジェネオン エンタテインメント

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とある科学の超電磁砲 第1巻 <初回限定版> [Blu-ray]

ジェネオン・ユニバーサル

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簡単なあらすじについてはwikipedia参照。

基本は両方萌えアニメ。超電磁砲の方は、主要登場人物が全員女性というのもあってか作品の印象も結構違っていた。ストーリー構成が主要登場人物に順番にスポットが当たって行く形式だったので特定の主人公が不在だったのが原因なのだろうか。

後は個人的な感想だが、禁書目録の方はアクセラレータが主人公の話が面白かった。退院後の展開がどうなるのかが気になったが、続きが知りたければ小説読むしかないようだ。あと、超電磁砲の方は中盤からの木原先生関連の話に入ってから割とテクノロジー系の武器が増えてきたのと、ストーリー展開がしっかりしてたのとで面白かった。あと、どうでもいいけど初春の携帯が、昔使ってた初代携帯と同じ型っぽいのが気になった。シャア専用みたいなヤツ。アニメ自体の感想はそんな所。

小説は精神年齢的にキツすぎて読んでられない感じだったので1巻で投げたけど、アニメはそれなりに最後まで見れた。けれども、やっぱりストーリー展開上の破錠というか違和感のありすぎる場面が多くていまいちこう素直にストーリーに入れない感じは同じだった。あのチグハグな印象は、作者がやりたい見せ場のシーンに強引に繋げる感じでストーリー展開しているせいなのかな。展開の都合上キャラクターが唐突に知能低下する場面が多いように思えた。特に禁書目録の方はそんな感じ。主人公の正直いまいちな感じの無理な論破というか説教というかのシーンを止めれば、結構マシな感じになるんじゃないのかと思うのだが。基本的なキャラ自体は割とみんな味があっていい感じなんだし。

あと、個人的にいまいちこの作品を受け付けない要素の1つとして中二病過ぎる点があるが、主要キャラクターの年齢が中学生~高校生で、特に中学生の比率が高い所から分かるように、完全に中学生がメインターゲットの作品なんだよなこれ。リアル中二がメインターゲットなら仕方がないというより、むしろ中学生・高校生の読みたい物をこれ以上ないくらいに表現していると思う。ただ、そのメイン年代層が好む内容に純粋に特化させた結果、それ以外の年代にとってはよりキツいものになっているんだろう。元々長編シリーズが好きだし、SF+オカルト+バトル物なんかのジャンル的にはドストライクなので、中学生の時に読めていればなーと思う。残念。
# by idea51 | 2010-03-23 01:55 | 作品・感想
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